口臭で自殺も

口臭で自殺も

うつ病

長い人類の歴史において、今日ほど口臭への関心が高い時代は他にないでしょう。

 

今や口臭問題は彼氏・彼女の恋人関係だけに留まらず、職場・学校・友人関係などあらゆる場面で顔を出します。

 

しかし、その大部分は、自分自身や家族や恋人といった身近な人の口臭についてだけです。

 

たとえ他人の口臭を不快と感じとった場合でも、その場限りで終わってしまい、他人のかかえる口臭の悩みにまで思いを巡らせる人は、少数派です。

 

依然、雑誌か何かで「日本人は口臭を指摘することによって相手に恥をかかせてはならないという配慮が強い」という文章を目にしました。

 

そのため、結果的に自分の口臭に気付くのが遅れたり、口臭の悩みを一人で背負って悩んでしまう人が少なくないそうです。(※僕の彼女もこのパターンでしたね・・・)

 

 

口臭関連の事件

 

「友人に口臭なじられて/高校生が感電自殺」

 

もう20年も昔の話ですが、こんな見出し↑の記事が(1997年9月)の夕刊に載ったことがありました。

 

アラサー以上で覚えている人はいるでしょうか?

 

 

事件の概要

都立高校三年生のA君は入学当初、友だちから「口がくさいのであっちへいけ」と言われていた。※これについて、実際にA君は胃が悪いために口臭があった。

 

それにショックを受けてノイローゼ気味になり、それ以来口臭について悩むようになってしまった。

 

そこにタイミング悪く進路の悩みも重なったことで、最終的に自らの命を断つ道を選んでしまった・・・

 

 

たかが「口臭で自殺なんて!」と、思われるでしょう。

 

しかし、年頃の高校生からしたら「たかが口臭」などと軽くみれる問題ではなかったのです。

 

これを読んでいるあなたも自分が高校生だった頃を思い出してほしいのですが、高校生の頃なんてまだ自分の世界も狭くて自分の人間関係の大半を高校の友人などが占めていましたよね。

 

ですから、その世界(高校)から否定されるということは、いわば自分の世界全てから否定されるのと同じくらい深い絶望だったんだと思います。

 

 

さらに、「口臭がひどい……/『死なせて』/新幹線のトイレにこもる」という事件もありました。

 

事件の概要

B子さん(22歳)はファッションモデル。事件が起きたのはC市で開かれたショーに出演した帰りの新幹線でのこと。

 

実はB子さん、以前から「子どものときから口臭がひどく、人づきあいがうまくいかないので自殺するつもり」と周囲にこぼしていました。

 

乗客から「新幹線内のトイレから不審な音が聞こえる」という連絡を受けて、不審に思った車掌が中を確認すると・・・・そこにはくだものナイフと遺書をもって泣いているB子さんの姿がありました。

 

彼女は間一髪のところ、保護されました。

 

二例目は間一髪で大事には至りませんでしたが、一例目については自殺という最悪の結果となってしまいました。

 

20年も前の話なのでアレですが、もしタイムマシンがあって高校3年生のA君に会えるとしたら、僕だったら真っ先に>>楽臭生活<<を飲むように勧めていますね

 

 

 

さて、この二つの読んだ人は、「どうしてこんなつまらないことで死を選ぶの?」と思われたにちがいありません。

 

しかし、こうした例が物語っているように、口臭の悩みは本人にとって非常に深刻なものです。

 

 

たとえば、中学・高校のいじめの実態調査では、上位から二番目に「口臭をなじる」がはいっているものがあるほどです。

 

したがって、口臭(呼気悪臭)がすることを言葉や態度で示されようものなら、指摘された人はたいへんな精神的外傷を受けることになります。

 

しかも、口臭に関連したイジメを受けるのは多感な思春期の女の子が多く、その苦悩たるや想像を絶することかと思います。

 

 

口臭の自殺が中高生に多いのには理由がある

イジメ

 

実は口臭の悩みのタネが植えつけられるのは、中学生のころが多いようです。

 

この年代は、額を寄せ合って勉強したり、ゲーム機やマンガ本に群がったりして、会話距離が近いために口臭を感じやすいのが特徴です。

 

 

また、分泌機能が旺盛な発育盛りであるうえ、他人への心づかいなど気にせずに、相手の弱点をストレートに言葉にだす年ごろです。

 

そのころに、ちょっとした拍子で言われた「口がくさい(笑)」の一言が、後年、本人にとってはきわめて深刻で、この世から抹殺されるぐらいの悩みとなっていくわけです。

 

そのときは小さな波紋であっても、やがて心を支配していくことになるのです。

 

 

そもそも、人間の体は朝の起床時や空腹時(食後二,三時間目くらい以降)になると、健康な人でも口臭が強くなるのは珍しくありません。

 

そんな時刻に、「口がくさい」と言われることが二度、三度と重なったりすると、知識の乏しい高校生くらいであればずっと「自分は口臭がするんだ・・・」ネガティブになってしまうのも無理はありません。

 

 

よくある家庭医学の本を調べると、「口の清掃が悪い」「においの強い飲食物」「食ベカスが腐敗」「ムシ歯・歯槽膿漏」といった解説が目にはいってきます。

 

しかし、残念ながら、生理的口臭や舌苔への言及は大して見られないものばかりです。

 

全身、あるいは口腔内に疾患がない場合は、歯みがきをして口腔内を清潔に保っておけばあまりにおわないものです。

 

ただ、このときいちばんのネックになることは、やはり″口臭は自分ではわからない″という点です。

 

こうして、口臭がないにもかかわらず、周囲の人の態度や物腰をヘンに解釈して、自分には口臭があると思いこんでしまうケースがひきおこされることになるのです。

 

そこに、自臭症という症候群がつくりだされてくることになるのです。

 

 

管理人の一言コメント
クサくて他人に迷惑をかけるのは論外ですが、それを理由に他者を攻撃したり、あたかもニオイを発しているかのように誰かを馬鹿にするようなことはあってはなりません。

 

 

実は、管理人が小学生だったときもクラスに家が貧しくて滅多にお風呂に入れない(?)同級生がいました。

 

もちろん、結構な臭いがします。

 

でも、先生や生徒はそのことを非難するでもなく、クラスの一員として彼を迎え入れたので6年間イジメもなく彼は平和は学校生活を送ることができました。

 

中学以降は僕の方が県外に引っ越ししてしまったので詳しくは知りませんが、彼は今では貧乏生活も抜けて社会人としてしっかり働いているそうです。


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