現代社会と口臭

現代社会と口臭

漂う口臭とストレス

 

互いの会話によって始まる人間関係も、そこに口臭が存在したら相手を不快にさせるだけではすみません。

 

せっかくの楽しい語らいや、大切な相談ごとも口臭があっては集中できませんよね。

 

もし、廊下などでの立ち話だったら、「ごめん。ちょっと用事を思いだしたわー」 などと、適当な嘘をついて、早々に話を打ち切ってしまうに違いありません。
現に僕は彼女の口臭が酷いとき、そうやってその場を逃げた経験が何回もありました。。。。。。

 

 

とはいっても、その相手が会社の上司や、目上の人であった場合には、悲劇です。

 

通常の会話域・・・・・・30〜50センチくらいでの口臭の存在は、本人はもとより対話者にとっても、まったく不運としか言いようがありませんよね。

 

口臭の存在は、自分自身では絶対に判断できないものだからです。

 

 

時代の流れと口臭

 

戦後50年、高度な産業の発展とともに、僕たちの生活様式もあわただしく変化を示し、人が互いの心や身のまわりに清潔さを求める時代となってきました。

 

一方、この香りに対し、においは悪臭としてのイメージが強く、この言葉の周辺には否定的で侮蔑的な意味が潜むようになりました。

 

そこには、においを発する本体を世間的に低く評価しようとする意図が込められています。

 

そして、そのバックグラウンドに、日本に独特な″恥の文化″が横たわっていることを感じるのは、けっして僕だけではないと思います。

 

そのため、口臭は相当に嫌悪されることとなります。

 

 

最初の話に戻りますが、初めての出会いに口臭を感じた場合、会話が中断してしまうことが多いのも、口臭の存在そのものが侮蔑の対象であり、恥ずべきものと思われているからではないでしょうか。

 

こうした”香りの文化””恥の文化”が、今日なお、僕たちの意識の底流にあります。

 

お年寄りの場合はそれほど気にも止めないでしょうが、女性や学生、管理職の人たちは、口臭に対しては極めて敏感になっているように感じます。

 

口臭は社交上のエチケット違反とはいうものの、自分自身では気づきにくいうえ、もし、他者から、口臭を言葉として指摘されたり、態度や動作でその存在を暗示されるようなことがあったら、プライドは損なわれ、心に傷も負ってしまいますよね。

 

その心の傷は許しがたいシャクのタネとして永く心に残り、年月の経過とともに消ぇるどころか大きく傷口を広げていくことすらあり得ます。

 

 

今日ほど日臭に関心をもつ人が増加した時代はない!

 

衛生観念が発達して清潔面に関する意識が高まった昨今、多くの人が自分自身・他人のニオイを気にするようになりました。

 

ネットショップでは匂い対策の特集ページ↓まで組まれるまでになりました。

 

nioi-taisaku

 

 

これは古いデータになるのですが、医薬・化学品メーカーの日本化薬(株)が過去におこなった「におい」をテーマにした調査では、「10年まえに比べてにおいを気にする人が増えていると感じる」と回答した人が人1.3人パーセントにものぼり、いかに世間がニオイに対して敏感になっているかが如実に現れました。

 

「自分はにおいに敏感なほうだと思う」という人は、全体で61.2パーセント(女 22性では70%)にものぼり、気になる他人のにおいとしては、圧倒的に〈口臭〉と〈汗・体臭〉についての指摘をおこなっているのです。

 

しかも、全体の79.1パーセントの人が、「周囲の人は自分のにおいを感じているのだろうと不安になる」と答えているのですが、「親しい同僚に、少々のことでも相手の口臭や体臭を教えてあげる」と回答したのは、わずかに0.1パーセントにすぎませんでした。

 

  • 「あまりにひどいときは教えてあげる」 3%
  • 「人によっては教えてあげる」 9%
  • 「教えてあげようとは思うがなかなか実行できない」 25.5%
  • 「相手を傷つけると思っていわない」 3%

 

これらの数字は、口臭のかかえている問題の複雑なあり方を浮き彫りにしているということができるでしょう。

 

ストレスの多い社会で生活するわたしたちは、日臭を発臭しやすくなっていることは間違いのないことです。

 

それに加えて悪臭を恥とする日本の香りの文化、そうした人々の心理を意識したデオドラント商品(防臭剤)の開発と宣伝などを「バックコーラス」として、個々人の清潔願望がいっそう強く求められている時代情況がつくりだされているのです。

 

管理人の一言コメント

 

口臭を発しないことはエチケットとして当たり前ですが、過度にそれが気になって日常生活にまで支障をきたしているようなら自臭症の疑いがあります。

 

昔は自分のニオイに悩んでいてもそれを相談することは極めて難しく、塞ぎこみがちだったそうです。

 

でも今の時代はTwitterやらFacebookやらネットが盛んになったお陰で同じ悩みを抱える人同士で相談しあったりアドバイスしあったりする土壌が出来ているそうです。

 

そういう意味では何かとネガティブに語られがちな現代社会も中々捨てたもんじゃありませんね。

 

どうしても自分のニオイの悩みが晴れない場合はお医者さんに診てもらうようにしたいですね。


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